日焼け止めクリームが目にしみて、鼻水がとまりません。
こんにちは!ちいです。
今日はいいお天気だったので、たっぷり日焼け止めを塗ったら、塗りすぎたみたい。
何事もほどほどにと思った穏やかな日曜日。
ところで、私の実家の母ですが、昔から片付けるのが大の苦手な人でして
「なんでうちはこんなに汚いんだろう…」と小さい時から何度思ったことでしょう。
小学生の時、今度生まれ変わったら絶対お城で育ちたい!と強く願い、妄想を繰り広げることで、現実逃避をしていた幼少期でした。
父が施設にお世話になるようになってからは、母は一人暮らしになり、特に片付けなくても誰も何も言わないし
実際、困りもしないので、唯々広いだけの古い2階建てのおうちは、どんどんゴミ屋敷化していきました。
私が汚いと口うるさく言うので、私が帰るときだけは徹夜をしてでも片付けていたようです。
家の中でも一番酷かったのは、2階の和室。
汚部屋ではなく、ゴミ処理場。
「手伝うから片付けようよ」と言っても全くいうことを聞きません。
「自分でぼちぼちやるから大丈夫!」と。
ぼちぼちやってたんじゃ、いつまでたったも片付かない!
とはさすがに言えず。
チーン………
そんな母ですが、父の容態が急変してから、片付けのスイッチがいきなり入ったんです。
ウルトラマンが最後の3分を知らせるアラームが鳴ると、底力を見せる感じ。
自分で業者さんに連絡をいれ、大きな物から小さな物まで捨てまくったようです。
2トントラックで2往復してもらったそうですから。
おそらく、父が亡くなった際、遠方からお別れの挨拶に来て下さる方をもてなしたり、泊まられる人もあるかもしれないということから、スイッチが入ったんでしょうね。
父の葬儀の際、久しぶりに2階に上がってみると、ゴミは全てなくなっていて、キレイな和室になっていました。
おちつくーーー♡
やればできるじゃない!
とは言えず、よくここまでキレイに片付けたね。
というと、そうなんよ、自分でもよくやったと思ってると。
年をとると、体が思うように動きませんよね。
「今度やろう」
「明日はやろう」
「体調がいい時にやろう」
などといった内的対話が何度も何度も繰り返されたことでしょう。
「誰かが我が家に泊まる」
この誰かが来るというのが母のスイッチでした。
人にはこの汚さを見せたくない、自分は我慢できても他の人には我慢させたくないという気持ちが行動に移せたのでしょう。
このことから、片付けたいと思いながらなかなか行動に移せない人に対してかけてあげる言葉があるとすれば
その人の最も弱いところをくすぐるのがベストだと思います。
私の母の場合でしたら、他人にこのゴミ処理場的な部屋を見られるのだけは勘弁だったわけですから
「今度友達と一緒に帰るからうちに泊めてあげたい」
とか。
あとは一気にやる!
スイッチが入った時に一気にやっつける。
脱出するポイントはこのたった2つだと思っています。
あれよあれよという間にもうすぐ1周忌になります。
さて、実家のキレイは保たれているでしょうか!?